2026年10月23日(金)
H「週末となる今日の日本市場は続落となった。」
K「ああ。ただ朝方は日経平均が1400円を超える下落となったものの、後場には大きく下げ幅を縮めた。」
H「そうだな。朝方は随分と弱かった。昨晩の米国市場はAI・半導体関連株が大きく売られたからな。」
K「ああ。前日引け後に決算を発表したメタが、売上高は市場予想を上回ったものの、巨額のAI投資による資金負担が嫌気されて急落した。」
H「四半期のフリーキャッシュフローが10年以上ぶりにマイナスになり嫌気されたようだ。」
K「ああ。7-9月期は21億ドルを超えるマイナスとなり、年間設備投資額の見通しも引き上げた。」
H「しかもAI投資の資金調達に向け、新たな種類株式の発行方針まで示している。」
K「そうだな。増資による株式の希薄化への警戒に加え、メタほどの収益力を持つ企業でも外部資金の調達が必要になるのかと、投資家に改めて不安を抱かせた面もありそうだ。」
H「ラムリサーチも好決算だったのに大きく売られたな。」
K「ああ。売上高は過去最高を更新したものの、先行き見通しが市場の高い期待に届かなかった。中国向け需要の鈍化や供給制約なども意識されたようだ。」
H「それを受けてエヌビディアやAMD、マイクロンなどにも売りが広がった。」
K「そうだな。さらにコアウィーブや前日に大きく上げたスペースXも大幅安となり、AIインフラ投資の採算性や資金調達への懸念が改めて強まった。」
H「それに中東情勢の緊迫化からWTI原油も上昇した。」
K「ああ。フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃が続いており、原油高によるインフレ懸念も相場の重しになった。」
H「ただ、米長期金利は逆に大きく低下していたな。」
K「そうだな。AI関連株の急落を受けて安全資産の米国債に資金が流入し、米10年債利回りは約1カ月ぶりに5%を割り込んだ。」
H「追加利上げ観測が後退したことも影響しているようだな。」
K「ああ。ただ、今回はAI投資への信用不安を背景としたリスク回避の国債買いという側面も強く、単純な安心材料とはいえない。」
H「株式市場でもディフェンシブ株などには買いが入った。」
K「そうだな。好決算のP&Gや業績見通しを上方修正したハネウェルなどが上昇し、ダウを下支えした。」
H「結局、ダウは12ドルの小幅な上昇となり、0.02%高で引けた。」
K「ああ。一方でS&P500は1.21%安、ナスダックは2.60%安と大幅に下落。SOX指数は6.72%安と急落した。」
H「それを受けて今日の日本市場も、AI・半導体関連株を中心に売られた。」
K「そうだな。日経平均は6万2000円を割り込み、一時1400円を超える下落となった。」
H「韓国株も大きく下落していたな。」
K「ああ。サムスン電子やSKハイニックスなどが売られ、KOSPIも大幅安となった。AI関連株への警戒がアジア市場全体に広がった格好だ。」
H「それに為替市場では円高も進んでいた。」
K「そうだな。リスク回避の動きに加え、米長期金利の急低下で日米金利差の縮小も意識され、日本株の重しになった面がありそうだ。」
H「ただ、今日の日経平均は朝方の安値からかなり戻している。」
K「ああ。アドバンテストや東京エレクトロン、キオクシアなど半導体関連株が朝方の安値から切り返しており、急落を受けた買い戻しが入っていたようだ。」
H「後場には韓国株が下げ幅を縮めたことも追い風になったな。」
K「そうだな。日本株もそれに歩調を合わせるように戻しており、売り方の買い戻しや先物買いが下げ幅縮小につながった可能性もありそうだ。」
H「結局、日経平均は215円程度の下落にとどまり、0.34%安で引けた。」
K「ああ。TOPIXも0.79%安と下落したが、日経平均は朝方の大幅安からほぼ下げを消す格好となった。」
H「昨日の大幅安に続いて今日も急落していただけに、少し売られ過ぎ感も出ていたのかもしれないな。」
K「そうだな。ただ、AI投資を巡る資金調達への懸念が解消したわけではない。今日の切り返しは評価できるものの、米国の信用市場や半導体株の動向を確認しながら、戻りが続くのか慎重に見ておきたいところだな。」
H「ああ。とりあえず今晩の米国市場でAI・半導体関連株が反発できるのか注目したい。期待したいモンだ。」
2026年10月22日(木)
H「今日の日本市場は大幅に反落した。」
K「ああ。日経平均は1700円を超える下落となり、6万3000円台も割り込んでしまった。」
H「昨晩の米国市場は主要3指数が揃って上昇していたんだけどな。」
K「そうだな。スペースXが上場後初の黒字計上を好感して約8%上昇したほか、スーパーマイクロも好業績見通しを受けて約10%急騰した。」
H「AIインフラ投資への懸念が強まっていただけに、安心材料になったようだな。」
K「ああ。それにエヌビディアのフアンCEOがGTC Berlinで欧州のAIインフラ投資拡大に向けた方針を示したことも好感された。」
H「それを受けて半導体株にも買いが広がり、SOX指数は1.97%高と反発した。」
K「そうだな。結局、ダウは360ドル高の0.69%高、S&P500は0.58%高、ナスダックは1.05%高となった。」
H「ただ、米国市場引け後に発表された決算では明暗が分かれたな。」
K「ああ。メタは好決算を受けて時間外で上昇した一方、テスラやIBM、ラムリサーチなどは売られた。」
H「ラムリサーチはAI需要を背景に売上高が大きく伸びていたんだけどな。」
K「そうだな。ただ、先行きの利益見通しが市場の期待を上回れず、時間外で大きく売られた。最近は好決算でも売られる銘柄が目立っている。」
H「それにメタもAI投資の資金調達に向けた新たな種類株式の発行計画を明らかにしたな。」
K「ああ。好業績は確認されたものの、AI投資の巨額な資金需要を改めて意識させる内容でもあった。」
H「それで米株先物は時間外で下落し、今日の日中も下げ幅を広げていたわけか。」
K「そうだな。それに今日はアジア市場全体がかなり弱かった。」
H「韓国KOSPIは一時4%を超える下落となり、香港株も大きく売られていたな。」
K「ああ。AI投資への懸念に加え、中東情勢や欧州の財政問題など、複数のリスクが重なったようだ。」
H「フランスの財政問題も再び深刻化しているようだな。」
K「そうだな。予算審議の難航や社会不安を背景に、フランス10年国債利回りは5%台に上昇し、2002年以来の高水準となった。」
H「以前は財政赤字削減への期待から、フランス国債が買い戻される場面もあったんだけどな。」
K「ああ。ただ、実際の財政再建は難航しており、欧州の信用不安が再び強まる可能性も警戒されている。」
H「それに中東ではフーシ派の攻撃が続いている。」
K「そうだな。サウジアラビアへの攻撃を受け、WTI原油も再び上昇しており、インフレ懸念が強まっている。」
H「そうしたなか、今日の日中は為替市場でも円高が進んだ。」
K「ああ。リスク回避の円買いに加え、氷見野日銀副総裁の追加利上げに前向きと受け止められる発言も意識された面もあるようだ。」
H「株安と円高が同時に進んでいるあたり、かなり警戒感が強まっているようだな。」
K「そうだな。米国株先物も下げ幅を広げており、投資家が全体的にリスクを落とす動きになっている可能性はありそうだ。」
H「今日の日経平均は寄り後に一時200円を超える上昇となったものの、その後は一貫して弱かった。」
K「ああ。前場には700円を超える下落となり、後場にはさらに売りが強まった。」
H「特に後場の下落は、先物主導で売られていたような印象も受けたな。」
K「そうだな。米株先物や韓国株の下落に歩調を合わせるように日経平均も下げ幅を広げており、先物売りが下落を加速させた可能性はありそうだ。」
H「日経平均への影響が大きいAI・半導体関連株が売られたことも響いた。」
K「ああ。ソフトバンクGや東京エレクトロンなどが大きく下落し、TOPIX以上に日経平均の下げが大きくなった。」
H「結局、日経平均は1713円安の2.65%安となり、今日の安値で引けた。」
K「TOPIXも1%を超える下落となった。好決算を受けたAI株の反発も続かず、今日はかなり弱い動きだったな。」
H「ここまで売られると、単なる利益確定売りとは少し違う感じもする。」
K「そうだな。AI投資への懸念に加え、中東情勢やフランスの財政問題など、複数のリスクが同時に意識され始めている。まずは米株先物の下落が今晩の米国市場にどこまで波及するのか確認したいところだな。」