地場者の立ち話

仕手株情報や投機筋情報などシマ(兜町)から取ったホットな情報をお伝えします。仕手筋から外国人投資家の動向まで、彼らの情報は実に多岐に渡ります。


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2025年6月13日(金)   

H「13日の金曜日となる週末の日本市場は続落となった。」

K「ああ。昨日の米国株は反発したんだが、日本株は追随できずだ。」

H「そうだな。注目された米PPIはほぼ市場予測通りで市場への影響は限定的だった。」

K「ただ朝方は株価指数は軟調だった。関税政策への不透明感や、中東情勢緊迫化が重石となった。」

H「それにインドでボーイング機が墜落したことをうけ、ボーイングが大きく売られたことも重石になった。」

K「そうだな。それがダウを押し下げ、朝方にはダウが260ドル近くの下落となる場面も見られたからな。」

H「ただ主要株価指数の下落は続かず、その後は切り返してプラス圏まで上げてきている。」

K「前日引け後に好決算を発表したオラクルが大きく買われたから、一部ハイテク株に追い風となった。」

H「ああ。オラクルのAI関連サービスが好調だったことから、連想的にAI関連株も買われたからな。」

K「それらが指数が支えた感じだ。まあそれでも上値の重さは見られていたけどな。」

H「それでもダウは100ドル超の上昇で引けている。S&P500指数、ナスダック指数もしっかり反発して引けた。」

K「ただドル円が円高気味だったことや、朝方にはフィナンシャルタイムズが、イスラエルが早ければ本日にもイラン攻撃の可能性があると報じられていた。」

H「それをうけ日経平均は小安く始まったんだが、寄り付き直後には、イスラエル空軍がイランで攻撃を開始したと伝わった。」

K「タイミング悪いな。今日はメジャーSQだし、寄り付き直後に伝わるなんて・・。」

H「ああ。その影響で全体的に売り圧力が強まり、日経平均は下げ拡大する動きになっている。」

K「時間と共にイスラエルやイランの追加情報が次々と流れてきており、リスク回避の動きが時間と共に強まっていった感じだ。」

H「日経平均の下げ幅は一時630円超となる場面も見られたが、その後は下げ渋り、前場は500円超の下落で引けた。」

K「イランの報復も警戒されるし、土日は中東情勢がもっと激しい状況となる恐れもあるだけに、週末だけにリスク回避の動きも強まりやすかったんだろう。」

H「そうだな。ただ逆に土日に収束するという可能性もゼロではないからな。」

K「ああ。去年もイスラエルとイランの衝突があったが、短期間で収束したし、株式市場での影響も一時的だった。」

H「それだけに売りにくさもあると言えるだろう。後場は膠着状態となっており、売り買い交錯していた感じだ。ただ大引けにかけては買い戻され下げ縮小した。」

K「まあそういうことだな。買いにくいが売りにくさもある。それだけに大引けにかけては買戻しが優勢になったんだろう。」

H「怖いのが米国も巻き込まれることだが、今回の件については関与は否定しているし、今後も関与する気はなさそうだからな。」

K「ただイランはそうは思っておらず、もし先日警告していたように中東の米軍基地などをイランが攻撃すれば、米国だって動かざるを得なくなる。」

H「まあさすがにイランも米国との衝突は避けたいだろうし、そこまでは発展しないとは思うのだが。」

K「とにかく週明けまでには収束していて欲しいモンだ。」

H「そうだな。期待したいモンだ。」


2025年6月12日(木)   

H「今日の日本市場は反落となった。」

K「ああ。昨日まで底堅さ見せていたんだが、今日は終日軟調だった。」

H「昨晩の米国株が下落したほか、米関税政策への懸念が再び意識されて重しになった。」

K「昨晩の米国市場はダウなど主要株価指数はプラス圏での推移となる場面もあったんだが結局下げて引けている。」

H「朝方に発表された米CPIが市場予測を下回ったことで、過度なインフレ再燃懸念が後退した。」

K「それをうけ債券市場では米長期金利など債券利回りが低下し、株式市場には支えとなったんだが・・。」

H「それに米中協議で合意したことも支えになったといえる。」

K「ただ基本的には先月の合意を履行するための合意であり、目立った進展はなかったといえるけどな。」

H「まあそうだな。それだけに好感する動きも乏しかったといえる。」K「午後には地政学リスクも意識され重しとなった面もあるようだ。」

H「そのようだな。イランが米国との核協議が決裂し、米国と紛争が生じた場合、中東の米軍基地を攻撃すると警告したことが伝わった。」

K「米国は、イラクの米大使館に避難命令を出す準備を進めているとも伝わった。」

H「これらをうけ地政学リスクが意識され、結局ダウはマイナスに転じ引けている。」

K「S&P500指数、ナスダック指数も反落だ。」

H「更に日本時間の朝方には、トランプ大統領が一方的に関税率を設定し、今後1週間半から2週間以内に各国・地域に書簡を送ると伝わった。」

K「それに相互関税停止期限が来月上旬に控えているが、トランプ大統領は停止期限の延長に否定的な考えを示している。」

H「昨晩にはベッセント米財務長官が、相互関税の停止期限延長を示唆したばかりだ。それを否定するかのようなトランプ大統領の発言だ。」

K「まあベッセント米財務長官も結局はトランプ大統領次第と言っているからな。」

H「これらをうけて最近後退していた相互関税への警戒が改めて意識された感じだ。」

K「トランプ大統領のことだから、またコロコロと変える恐れもあり、リスクオフの動きにもなりにくくなってはいるけどな。」

H「そうだな。日経平均、TOPIXは終日軟調だったといえるが、売り一巡後は下げ渋っていたし、売りにくさもあるんだろう。」

K「ああ。とりあえず今晩はトランプ大統領が何を言うのか注目される。またホワイトハウスによれば、今晩トランプ大統領は大統領令に署名するそうだ。」

H「なんの大統領令なのか明らかにしていないのが怖いよな。」

K「米東部時間の13日15時半に署名するようだ。まだ米国市場はやっている時間だ。日本時間でいうなら明日の早朝4時半となる。」

H「日本は明日メジャーSQだというのに、勘弁してほしいもんだ。」

K「そうだな。明日のSQ値が一体いくらになるんだろうな。」

H「とにかく今晩の米国株どういった動き見せるのか注目だな。期待したいモンだ。」


2025年6月11日(水)   

H「今日の日本市場はしっかりと続伸した。これで日経平均、TOPIXともに4連騰だ。」

K「そうだな。昨日の米国株がしっかりと上昇し、為替は円安気味となっていたからな。」

H「米国株は引き続き米中協議への期待が支えとなったようだ。」

K「ああ。半導体株が昨日も買われている。半導体の対中輸出規制緩和への期待が強いようだ。」

H「米中協議に出席しているラトニック米商務長官は、交渉は順調に進んでいると述べたことも追い風になったようだ。」

K「ただダウはマイナスとなる場面も見られるなど上値の重さはみられていた。やはり協議の行方を見極めたいという向きも多いのかもな。」

H「そうだな。それに米CPI発表も控えているからな。」

K「結局ダウは105ドル高で引け、S&P500指数、ナスダック指数はしっかりと続伸し引けた。」

H「日本時間朝方には、米中協議で原則合意したと伝わった。」

K「ああ。両国は先月スイスのジュネーブで合意した事項の実施枠組みで原則合意に達したとのことだ。」

H「結局、先月の合意を互いに守りましょうということか。」

K「どうなんだろうな。詳細が明らかにされていないだけになんとも言えないが・・。」

H「そうだな。でも市場が期待していたような規制緩和などの新たな合意はない感じだ。」

K「とりあえず決裂はしなかっただけに安心感には繋がりそうだが、米中摩擦懸念が完全に消えたわけじゃないからな。」

H「ああ。そういったこともあり、今日の日本株は上値の重さも見られていた。」

K「そうだな。日経平均は朝方に38500円台に乗せて、300円超の上昇となる場面も見られたんだが、それが今日の高値となった。」

H「TOPIXは何度かマイナスに転じているし、手仕舞い売りも出ていたようだ。」

K「ただ底堅さも見られており、下値では買いも入っているんだろう。」

H「そうかもな。とりあえず米中合意の詳細が今後明らかになるのか注目だな。」

K「それに今晩の米国株注目だな。足元は米中協議への期待から強さ見せていただけに、果たして今回の結果をどう受け止めるのか。」

H「ああ。好感されるのか、それとも失望されるのか、もしくは好感されるも出尽くしでうられるのか。」

K「ただ今晩、米国ではCPIの発表もある。それも市場に影響を与える可能性もあるからな。」

H「そうだな。今回のCPIは前回より伸び拡大するとみられているからな。」

K「予想通りであれば嫌気もされないと思うが、想定以上に伸び拡大すると、改めてトランプ関税によるインフレ再燃懸念が意識されるかもな。」

H「とにかく今晩の米CPIや米国株注目だな。期待したいモンだ。」


2025年6月10日(火)   

H「今日の日本市場は続伸となり、日経平均は38000円台をキープした。」

K「ああ。昨日の米国株はまちまちだったんだが、ハイテク株が買われて日本株にも支えとなった。」

H「そうだな。米国ではSOX指数がしっかり上昇しており半導体関連株の上昇が目立っていた。」

K「米中閣僚級協議が行われており、米中摩擦緩和期待が強いんだろう。それにより対中半導体規制緩和という思惑なのかもな。」

H「まあ昨日の米中協議はこれといった進展も伝わってきていないが、10日も協議を継続することが伝わっており、期待感は払しょくされていない。」

K「それが米株の支えになったといえるが上値の重さみられていた。まあ足元上げてきたこともあり手仕舞い売りも出やすいのかもな。」

H「そうだな。ダウは朝方に結構下げる場面も見られていたからな。」

K「ただ売りも続かずに売り一巡後はダウも上昇していた。」

H「結局は引けにかけ垂れてしまい僅かながらマイナスで引けたが、S&P500指数とナスダック指数はしっかり続伸して引けている。」

K「為替市場では円安気味となっており、日本株は堅調に始まった。」

H「寄り後は売り買い交錯だったんだが、植田日銀総裁の発言をうけて、為替が円安へ進行してくると、日経平均は上げ拡大の動きになった。」

K「後場には一段高となり、日経平均は400円超の上昇となり、38500円に迫る場面も見られた。」

H「ただそこは今日の高値となった。」

K「ああ。その後はやや垂れての揉み合いとなっていたんだが、14時過ぎから先物主導で売られる展開となり、日経平均は急速に上げ縮小している。」

H「中国株も垂れており、米先物も時間外で急落した。為替市場では円高に進行しており、リスク回避的な動きが見られた。」

K「これといった明確な理由は不明だが、どうも中国で何か伝わったのではとの見方が多い。」

H「台湾のTSMCの月次発表が重しになったとの見方もあるが、その前から売られていたからな。」

K「そうだな。今日も米中協議がロンドンで行われるが、それに絡んで何か報じられているのではとの見方もある。」

H「いずれにしろ悪いことだろうな。売られたんだから。」

K「まあ米中協議注目だな。」

H「それにより米国株も反応するだろうし・・。」

K「そうだな。明確な進展が見られ、何らかの合意ができればいいけどな。場合によっては明日へ持ち越しという可能性もあるかもな。」

H「ああ。日本株は明日もしっかりと日経平均38000円台をキープしてほしいもんだ。」

K「そうだな。下げるにしろ38000円台キープできれば投資家心理にも支えになるからな。」

H「ああ、期待したいモンだ。」


2025年6月9日(月)   

H「週明けの日本市場はしっかりと続伸した。」

K「ああ。日経平均は節目の38000円台に乗せて引けており、200日移動平均線を再び上抜いている。」

H「まあ先月も何度か越えて38000円台乗せたんだが、結局維持できなかったからな。」

K「今回は維持できるのか明日以降の動向が注目される。」

H「そうだな。ただ依然として不透明要因も多いからな。積極的に上値を買いに来る向きがどれだけ出てくるのかどうか。」

K「今日にも米国と中国が閣僚級協議行う予定だ。進展がみられれば日本株にも追い風となる期待はあるけどな。」

H「ただ逆に目立った進展がなければ失望される恐れも否めない。」

K「そうだな。それに注目された5回目となる日米会合はこれといった進展はなく終わっている。」

H「ああ。一致点を見いだせていないとのことで、このままだとG7で予定されている日米首脳会談で何らかの合意することは難しそうだ。」

K「ただ、その前に赤沢経済再生担当相が、また訪米して6回目の日米協議を行うようだ。」

H「これだけ協議しても一致点を見いだせていないんじゃ、更に協議しても進展するのは難しそうだ。」

K「そうだな。まるで一生懸命さをアピールしているだけにも思えるけどな。」

H「頑張って何度も訪米しているんだから、何とか米国側が譲歩してくれという感じか。」

K「米国が譲れないところと、日本が譲れないところが、合致しているようだし、なかなか難しいんだろうな。」

H「中国が米国と合意できても、日本が米国と合意できず、自動車関税が引き下げられず、更に相互関税の上乗せ分が発動されることになれば、日本株にはやはり厳しくなる。」

K「そうだな。ただ今日の日本株の動きをみると、上値の重さはみられていたものの、底堅さも見られている。それだけに警戒感は今のところは強くはないようだ。」

H「まあ楽観している向きも乏しいだろうけどな。」

K「ああ。米国株の強さが続けば、日本株も下値を切り上げていける期待はありそうだけどな。」

H「そうだな。そのためにも、まずは米中閣僚級協議に期待したい。」

K「先週末の米国株は、雇用統計が市場予測を上回ったことで過度な懸念が和らぎ買戻しにつながったが、米中協議への期待も支えになっていたといえるからな。」

H「ああ。進展なければ失望されて米国株安につながる恐れもあるだけに、何らかの進展は見せてほしいところだ。」

K「そうだな。とにかく今晩の米国株どういった動き見せるのか注目したい。」

H「ああ。期待したいモンだ。」

 

 

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